葉酸と一緒に赤血球を作る働きをサポート「ビタミンB12」
胎児の成長には多くの血液が必要となります。ビタミンB12は葉酸と一緒に、赤血球を作ることから、妊活・妊娠期には意識的に摂取したい栄養素です。また、胎児の細胞分裂の過程でDNA の合成を助ける重要な役割も持っています。
タンパク質の分解を助ける
「ビタミンB6」
ビタミンB6は、胎児の成長に必要なタンパク質の代謝、免疫機能の維持、赤血球のヘモグロビンの合成などに必要な栄養素です。妊娠中は、赤ちゃんの成長のために必要なタンパク質の摂取量が増え、そのタンパク質をアミノ酸に分解するためのビタミンB6 の必要量も増加します。また、ビタミンB6は、胎児期および乳児期の脳の発達や免疫機能にも関わっています。
血液に必要な「鉄」と鉄の吸収を助ける「ビタミンC」
鉄は、いつもより多くの量が必要とされている妊活・妊娠期間の女性にとって特に不足しがちな栄養素です。鉄は造血する(血を作る)ために重要な役割を果たし、不足すると貧血や消化器障害の原因となります。
ビタミンCは、鉄の吸収を助ける働きがあります。鉄は、体内に入り消化管内を移動している途中で酸化されてしまうと血液中に吸収されにくくなってしまうため、鉄を効率よく吸収するためには鉄の酸化を防ぐビタミンCを一緒に摂取することが大切です。
胎児の骨や歯の発達に必要な
「カルシウム」&「ビタミンD」
カルシウムは骨や歯の形成に大きく関わる栄養素です。そして、カルシウムの吸収を促進して強い骨を維持する重要な働きを持つのがビタミンDです。しかし、女性が実際に摂取しているビタミンDの量は、国民健康栄養調査において、食事摂取基準値の半分にも満たないことが明らかになっており、通常の食事からでは摂取が難しい栄養素であることが分かっています。ビタミンDは食事からの摂取に加え、体内で作ることもできますが、作るためには皮膚に紫外線を浴びる必要があります。そのため、紫外線対策を行うことが多い妊娠期はさらに不足しがちです。これらのことからサプリによるビタミンDの追加摂取はとても大切です。